真光寺について
お寺の役目である、葬儀、法事等の「供養」に加え、庚申のご本尊様である
「青面金剛」様の眼前にて「祈祷」(祈願の法要)も行っております。
近年新たに永代供養墓が建立されました。当寺の檀家さんでなくても埋葬できます。
お墓の事やご自宅の仏壇の事、地鎮祭や厄除けなどについてもご相談いただけます。
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当寺は地元の方々からは「上野のおこしん様」で親しまれている「上野庚申」の総本山でもあります。
毎年初庚申の日には、愛くるしい「松本だるま」をお買い求めいただく多くの参拝者の方で賑わいます。
また地元の庚申講で不要になりました掛け軸もお預かりしております。
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また、敷地内の宝物殿には、国の重要文化財(旧国宝)である
阿弥陀三尊(本尊の阿弥陀如来、勢至菩薩、観世音菩薩の両脇侍)をお祀りしております。
いつでも見学していただけます。
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どうぞお気軽にお立ち寄りください。
尚、住職不在の場合がございます、御祈祷申し込み、だるま販売、重要文化財見学、
御朱印希望の方、急を要する仏事の相談等、電話にてご一報いただけますと幸いです。
住職ご挨拶
こんにちは。真光寺住職です。
当寺のホームページをご覧いただき誠にありがとうございます。
このホームページでは真光寺の説明、真光寺の行事、真光寺の四季の移り変わりを掲載しております。
真光寺と言えば「おこしん様」です。毎年初庚申の日には出店も出て(宵庚申の日)多くの参拝者の方で賑わっております。詳細は当ホームページに記載してございますが、興味を持っていただいた方は是非お出かけ下さい。来年の初庚申は令和7年2月15 日(土)宵庚申、2月16日(日)本庚申です。愛くるしい「松本だるま」を是非お買い求め下さい。御祈祷は庚申の日はもちろんの事、一年を通して受け付けております。
また真光寺には国の重要文化財であります、阿弥陀如来三尊像も安置してございます。それはそれは迫力のある仏像です。随時見学出来ます!足を運んで頂けると嬉しいです。
松本平を見下ろす高台にあります真光寺では、春になれば立派な枝垂れ桜が咲き誇ります。夏は緑が眩しく、秋は山内が綺麗に色づき、冬は雪と庚申。四季の移ろいを感じにお気軽にお出かけ下さい。お猿さんがたくさんいる日もありますが、猿は庚申のつかいです。乱暴はしないであげて下さいね。
住職不在の日もあります。重要文化財見学や御祈祷等の申し込みの際はご連絡頂ければ幸いです。
真光寺住職 青木彰徳 合掌
曹洞宗 西牧山 真光寺沿革
当寺は、松本市梓川上野の寺家部落にあって、寺伝に依ると大同二年(西暦807年)坂上田村麿が八面大王征伐の折、背負い来た守本尊の青面金剛を安置し、大願成就を祈願し真言宗寺院として創まる。その後、太閤検地により寺領十五石を安堵される。
明治の廃仏毀釈の時は庚申堂だけ残し、廃寺となったが、建物の取り壊しはなかった。
明治十五年、荒廃した真光寺復興に桜井大典が尽力する事になり、明治十六年長野県知事により真光寺開闢初代住職に任命され曹洞宗として再興されたが、経済的問題が意のままにならず、浄財を集める事に苦心した。
明治四十二年、檀信徒総代等の要望により荒廃した本堂はもとより、何ひとつない宝物、什器、調度品等を整える為東奔西走、四〇年間再興に努力した。
その主たるものは大正二年に東筑摩郡本郷村浅間へ庚申様の出張所を新築、大正九年仁王門の新築と仁王像(阿形・吽形)大修理を行う。昭和八年、庫裡を新築、昭和十二年阿弥陀如来、観世音、勢至菩薩の三尊仏が国宝に指定された。昭和二十五年国宝三尊仏の阿弥陀堂の新築を成す。昭和五十五年、六〇年に一度の庚申の年で御開帳が行われ、阿弥陀堂は鉄筋コンクリートで新築した。
現在、阿弥陀如来、観世音、勢至菩薩の三尊仏は国の重要文化財に指定されている。
御本尊 阿弥陀如来像
仏丈124.5cm 台座高96.5cm
鎌倉時代初頭、安曇南部地方の豪族、滋野氏一族の発願によって造立され、大仏師□海、仏師栄海の手で刻まれ、信州造仏の一典拠となる重要な作例である。
螺髪はあらく大きく、地髪部は張り、両眼は大きく、両頬は豊かに張って面相はなかなかに勁い。体貌も肩の張り、膝張を堂々と大きく造った姿には安定した力があり、鎌倉彫刻の様式を示している。本尊は国の重要文化財に指定されている。
脇侍 観世音菩薩像
仏丈151.1cm 台座丈33cm
勢至菩薩と共に本尊阿弥陀如来の脇侍。観音像は、あきらかに勢至像を模して造立されたもので、一見体勢を同じくしながら、刀のはこびが鈍く、形のみを模倣した髷は固く、眉や両眼の曲線にも柔軟性を欠き、加えて両頬に肉をつけ過ぎて、勢至像の藤原風な繊細を欠いている。衣紋では、胸前の条帛の末端、裳の折返、特に膝下の衣紋などを比較すると刀技など優劣がきわめてあきらかである。国の重要文化財に指定されている。
脇侍 勢至菩薩像
仏丈153.6cm 台座高33cm
勢至像は、中尊とほぼ同じ頃の製作と思われるが、作風はむしろ古風で、高髷の形や、天冠台の下の地髪部の刀法が鋭くしのぎ立っているのを除けば、面相も体貌も全く藤原流であり、その点中尊とは作風を異にする。特にその面相は藤原末菩薩像における典型的なものといってよい。これは両脇侍像に藤原風の恭敬のさまを示して、中尊の剛健な作風をひときわ目立たしめる作者の意図であったのか、または中世他堂のものを組み合わせて三尊一具としたものか決し難い。国の重要文化財に指定されている。
大日如来像
仏丈57cm
本像は旧真言宗真光寺の本尊である。江戸時代初期の製作にかかわるもので、藤原期の定朝風の様式を再現した優雅な作品である。